1人で子どもを見ている時などに便利な製品だが、誤った使い方をすると転落や窒息の危険がある。 実際に起きた事故の事例や、気をつけたい5つのポイントをまとめた。

バウンサーとは?

抱っこせずにあやすことができるため、子どもがぐずった時などに使うケースが多い。1人で子どもを見ているときにも有効だ。 しかし、付属のベルトを子どもにつけないで使用すると、重大な事故につながる恐れがある。 消費者庁には次のような事故事例が寄せられている。いずれも付属のベルトを装着しないで子どもをバウンサーに乗せていた。

「後頭部をフローリングにぶつけた」「うつ伏せで倒れていた」

ベルトが装着されていないと、子どもが寝返りをうって横向きやうつ伏せになった際、顔がシートに覆われて窒息する恐れがある。 そのため、子どもがバウンサーに座ったまま寝入ってしまった場合、抱きかかえてベビーベッドなどに移動させなければならない。 消費者庁の事故情報データバンクシステムによると、東京都内で2018年11月、バウンサーで寝ていた乳児の顔が付属品の幌(ほろ)で覆われ、窒息死した事故もあった。

注意すべき5つのポイント

対象年齢や使用方法を事前に確認することも重要で、特に首がすわっていない子どもの場合はバウンサーの背もたれを最も倒した位置に調整しなければならない。 経産省や消費者庁は次のようにバウンサーの適切な利用を呼びかけている。

                                        - 54                                        - 28                                        - 23                                        - 63                                        - 63                                        - 11                                        - 56                                        - 90