子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)への感染は「HPVワクチン」で防ぐことができ、検診は早期発見や治療につながります。 子宮頸がんのワクチンや検診について、オンラインで意識調査が実施されました。 調査はアプリの「ルナルナ」、「ルナルナWeb」などで実施しました。(調査実施時期 : 2022年9月26日〜10月3日、有効回答数1478人)

「マザーキラー」とも呼ばれる子宮頸がん。検診受けてる?頻度は?

子宮頸がんの発症のピークは40代。 子育て世代の女性の命を奪うため「マザーキラー」とも呼ばれています。 予防に有効なのがHPVワクチンで、定期的に子宮頸がんの検診を受けることも、早期発見や早期治療にはとても大切です。 調査で、子宮頸がん検診について知っているか聞いたところ、「知らない」と答えたとのは0.5%のみで、認知度自体は高い結果となりました。 うち、78.6%が「検診を受けたことがある」と答えていました。 年代別では、20代の検診の経験は56.3%と他の年代に比べて低く、「聞いたことがあるが内容は知らない」も26.6%に上ったものの、30〜50代はそれぞれ、検査を受けたことがある人が80%台と高い結果となりました。 検診を受けたことがある人に頻度を聞くと、最も多かったのが「受けたことはあるが、定期的(2年に1回ずつなど)には受けていない」で46.2%でした。 次に「20〜21歳から(2年に1回ずつなど)定期的に受けている」(35.5%)が続きました。 国立がん研究センターによると、20歳以上の女性には、2年に1度の頻度で定期的に子宮頸がんの検診を受けることが推奨されています。 最も多かったのは「検査に伴う苦痛に不安がある」(37.7%)で、「受ける時間がない」(33.8%)、「費用がかかり経済的にも負担になる」(22.3%)が続きました。 検診費用に関しては、無料で受診できる券を対象年齢の女性に郵送していたり、費用の助成があったりする自治体もあります。自分の自治体の制度を調べてみてください。 調査で接種について聞くと、「接種したことがある」と答えたのは全体では15.9%で、20代では52.2%でした。 今年の4月から、自治体によるHPVワクチンの積極的接種勧奨が本格的に再開されています。 国は2013年4月から、この学年の女子を定期接種の対象にしていました。しかし、接種後に体調不良を訴える声をメディアが副反応と決めつけて報じたこともあって不安が広がり、国は積極的にお勧めするのを一時的に止めました。 安全性や効果が十分に検証されて8年半経った昨年11月にお知らせ送付の再開が決まりましたが、無料接種のチャンスを逃した人も多くいます。 正しい知識や接種機会の周知をするため、この4月から、本格的に対象者の女性たちにお知らせが届けられています。 また、平成9~17年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日)でうち逃した女子は、2025年の3月まで、無料で接種することができます。「キャッチアップ(追いつくための)接種」と言います。 このほか、平成18・19年度生まれの女子も、通常の接種対象の年齢を超えても、2025年3月までは無料でうてます。

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